Uploaded on 2008/04/30 05:52:42 JST
昔聞いても理解できなかったことが時を経て理解できるようになる。なぜ最後に10秒数えたのか、なぜ最後に「こんばんは中島みゆきです」と言ったのか。想像にしかすぎないが、何となく分かるような気がする。
このとき中島みゆきは35歳。当時このラジオを聴いていた人の多くがその年齢を上回っていると思う。アルバムの売り上げが落ち、昔ほどヒット曲が出なくなった。それまでの暗いフォークからスタイルを変えようと模索していた時期でもあった。それが結果として昔からのファンが離れていくきっかけにもなった。
大スターの不遇の時代。その中でオールナイトニッポンの最終回が放送された。最後の独白のコーナーでは明らかに緊張しているのが声から伝わってくる。もっと自分の気持ちをぶちまけてもよかったんじゃないか、そう思う人もいるかもしれない。どうせ最後なのだから。しかし中島みゆきは最後まで普段通りの放送を続けた。そこに彼女のプロとしての誇りのようなものを垣間見た。